中小企業の事業内容や商品構成の変化

某企業の重役の方とビジネスの話をしていて、今扱っている商品っていずれなくなるよね。

という話から、専門分野に特化する中小企業の変化について考えました。

中小企業というと、ひとつのサービスとその関連に特化していくイメージが強かったですが、最近だと逆にいろんなジャンルを扱っている方が良いのではないかと感じます。

世の中の風潮としては、数年前は、なんでもできますとかなんでもありますというところは特徴がないからダメで、専門店の方が良いとなっていましたが、現在は世の中のスピードが速すぎて、絞りこんだその専門の分野がダメになるスピードも上がっています。

ひとつの専門分野しかなければ、そこで終わります。

そうすると、なんでもできた方が安全ということになるのです。

すると、次はそれで売れるのかということになるのですが、多分売れます。

というのは、売り方とサービスや商品は別物なので、売り方さえ出来ていれば、売れると思いますし、売り方がダメなら売れないと思います。

以前のブログにも書きましたが、商品やサービスが良ければ自然に売れるというのは幻想(たまたま売れることはある)で、やはり売り方が次第で販売できるかは変わってきます。

もちろん、売り方自体も変化しているので、以前はこの売り方で売れたけど、もう売れないなんてこともあるとは思いますが、商品やサービスの変化に比べると売り方の変化のスピードは遅いので、しばらくは通用します。

この売り方をマーケティングとか言ったりします。

そこを突き詰めていくと、ブランディングという域に行きます。

信頼関係の構築ができる状態です。

個人の場合だと信頼関係が出来ている人が薦めるものであれば、
「あの人が薦める商品なら間違いない」となったりましす。

「あの企業のサービスだから安心だ」などはブランドですね。

逆に知らないところで買うときは警戒します。

信頼関係を作ることができれば、専門分野の商品でなくても売れるということです。

そうなると、いろいろな商品を取り扱った方が良いということになります。

もちろん、企業の規模にもより、できる出来ないはあります。

が、専門店や専門家の集合体を作るということもできるので、今後は世の中がそういう方向にいくのだろうと思います。